第二話 木は現して活かして使うもの
「ホーミ-スタディグル-プ」初代会長・NPO法人「幸せな家庭環境をつくる会」初代理事長で大工職人であった故冨田辰雄先生は、伝統住宅の継承者として、また長年の住環境の研究、普及活動の実績を高く評価され、1999年日本文化振興会より社会文化功 労賞受賞、国際学士院(International Academy of Education)より環境工学博士の称号を受けました。
その冨田辰雄先生が書いた本に、“樹木(木)は神なり 木は家庭の守護神なり”という著書があります。
そのなかで、「木が神なり」と言える理由を4つ、その著書でこう書かれています。
1)木という植物が数千年という信じがたい生命力を持っている。
2)根が大地から離れ、葉や枝をもぎ取られ、肉(樹身)を小刻みに切り離されても、腐ることなく、朽ち消滅することなく、原型をとどめている生命力。
3)たとえ落葉しても土に帰するまで悪臭もなく、他の生物の生存環境に悪影響を与えることもない。
4)木は樹木として繁殖し続ける時も、伐採され木材となり人間社会に貢献するときも、また枯れ果てるときも、地球上の環境に一度も弊害をもたらさない。
古今東西の歴史をひもといてみても、樹木による後遺症や副作用の事例は何一つ見当たらない。
木材も長所と短所の二面性があるが、自然界に迷惑をかけるようなマイナス面はないと言えるほどに、欠点が見当たらない。その事実は自然界に生息するあらゆる生き物の範たるものであり、「神」であり、自然そのものである。
といった具合である。
この本を読んで、ますます木を閉じ込め殺してしまって使った住まい(大壁だけの住まい)や、内装も無機質(地下資源)だけの住まいは、木にとっても人間にとっても相応しくないことや、
木を現して目で見えて、木を肌で触れぬくもりを感じて、自然を(心にも)感じられる住まい・環境づくりが、住む人にとって家族仲良く 安心平和な「幸せな家庭の永続」につながるのだ、とあらためて強く感じられました。
マンガ「ひばっ子いあもく年輪くん」でこのことをショ-トマンガにしました。
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